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【サービスという便利な言葉】 [ビジネス]

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価値を提供出来ていない物をサービスと呼んで良いのだろうか?


今日、会社にこんな郵便が届きました。

「この度は、web明細照会システムへのご登録ありがとうございました。
 登録が無事完了しましたのでお知らせいたします。」

??????


登録した覚えはないぞ。

よくよく見ると、とある取引先からの請求書について、
今後は、ペーパーでは無くオンラインweb上で確認してください。

いや、確認させてくださいという私からのお願いに対して許可したぞ
って言う内容の物でした。



登録した覚えはありません!!

しかも、明細を納品書と突合するのですが、web明細になると
デスク上の手元にある納品書の1行1行をPCのディスプレイに
表示される明細とを見比べなければなりません。


おいおい、首が疲れるしweb上の明細のどこまで確認したか
わかりにくいぞ。

そうなることは目に見えています。


では、わざわざプリントアウトして納品書と突合するのか?



いやだ!


電話をかける。


もしもし、突然web明細照会システムへのご登録ありがとうございます
と言う郵便物が届きましたが、登録した覚えがないのですが。


すると、

申し訳ありません。
文言が不適切でしたが今期からそういうことになりましたのでよろしくお願いします。

?????


いえいえ、登録していない物を登録ありがとうございましたは無いでしょう。
そんな乱暴な文章を送る意図がわかりません。
と私が告げると。


皆様に一律この文面でお出ししておりまして、申し訳ございませんが、
そういうことです。


いやいやいや、登録するつもりもありませんから!
と私。


これは、お客様へのサービス向上のための措置でしてお客様のためです、ご理解願います。


いやいやいやいやいや、おかしいでしょう?

どの点において、お客へのサービス向上と言われるのでしょうか?
と私。


オンラインで明細がすぐに確認できるんですよ。


お話になりません。


自社の効率向上、コスト削減は図れるでしょうが、私の作業はかえって
手間が増えます。


何でも、お客様の為のサービスです。と軽々しく言う会社、人が多いです。

サービスってそういうことじゃないでしょう。

どれだけ高い価値を提供できるかであって、相手にとって価値のないものであるならば、
それはサービスではなく、単なるわがままでしか有りません。


軽々しくサービスと言う無かれ。

本当に価値を提供できていないのなら、絶対にしてはいけないことです。


サービスの本質に気がつかず、自己の都合を相手のためと言い張る態度には、
正直がっかりしました。

会社に言わされているんだろうな。

そう思ったので、それ以上問い詰めるのは止めました。笑


私たちは、相手にとって価値ある物しか提供しません。
そしてそれがどのくらい価値があるかを知ってもらう努力をします。

それで初めてサービスと言っても恥ずかしくないのです。


勘違いしてはいけないと思います。

自分のためのことを、相手のためだと自分をだまし、相手をだますことは
絶対にすべきではありません。

サービスと言う言葉を便利に使ってはいけないのです。

信頼を無くします。


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